きょうは朝から装丁資材一覧作り!

【装丁資材一覧】
 今日は朝からこれを作っていました。本をデザインするのにどんな製本でどんな資材を使うのかを指示するための装丁資材一覧です。



 簡単な問題集などのような“並製本”や、小説の単行本などに多い“くるみ表紙上製本”などの場合は、「カバー…⚪️⚪️⚪️⚪️、表紙…⚪️⚪️⚪️⚪️、見返し…⚪️⚪️⚪️⚪️、別丁扉…⚪️⚪️⚪️⚪️、帯…⚪️⚪️⚪️⚪️」と、5行くらいで済んでしまいますので、こんな面倒臭いことはやりません。
 が、今回は少し複雑で難しい造本なので、仕上がりのイメージを作って、どんな製本でどんな資材を使うのかが伝わるようにいわば設計図のようなものを作ります。
 まずは束見本(つかみほん)という、本物と同じ材料を使った本を1〜2冊手作りで作ってもらいます。いくらくらいかかるのか見積書もこの時に提出してもらいます。
 今回は2冊を1つの箱に入れるので、貼り箱の見本も作ってもらいます。
 出来上がった束見本を元にして、実際の束巾(厚み)や箱の寸法などを計算していきます。