地図ソフトで神々が降臨した丘を探る

西東京市都市伝説☞これが神々が舞い降りた丘!】最近多くのFB読者から、いろいろな地図のデータを教えていただき、毎日、地図とにらめっこをしながら検索ごっこにのめり込んでいる。
 その一つ、洪水地図(FloodMap)が面白い。例えば、海抜60mにあわせて見ると、そこまで水が押し寄せて来た状態を予測したデータが地図上に出てくる。スクロールしながら西東京市の下野谷遺跡あたりをのぞいて見ると、下野谷遺跡、氷川神社、千駄山(東伏見神社)だけが、島のようになって残っている。見方を変えれば、石神井川と泉があっただろうと思われる早大グランド辺りを底にしたすり鉢状の地形のてっぺんに、この3ヶ所の丘がそびえていることが示されている。


 さらに、ピンポイントで標高が分る別の地図「住宅地盤診断サイト」で、この3つの丘の標高を調べて見ると、一番低い石神井川は46mで、そこから南を見上げるように下野谷遺跡が58.5mで一番高く、西側に東伏見神社58m、北側に氷川神社榛名神社)56.3mの順に、3つの丘が3方から盆地の底を見守るように立ち並んでいる。




 神代の時代よりはるか昔の2万8000年も前の旧石器時代に、この地・下谷野の丘に神が降臨し、人が住み着いたのだ。そんな空想をしながら太古の風景に思いを巡らしていると、目の前に広がる景色が、一変していっそう神々しく見えてくる。