石造りの風貌が個性的でたまらなく美しいめがね橋

西東京市都市伝説探検隊☞石神井川で最も美しいめがね橋】
西東京市を横切る石神井川約4.5kmの間には、名前のある橋だけでも25基あり、名もない橋もいれると30基もある。その中で1基だけ心底惚れ込んでいる橋がある。めがね橋だ。めがね橋は、西東京市の南端を1.7kmだけ通過する通称サイクリングロードと呼ばれる保谷狭山自然公園自転車道線と石神井川が交差するところにあり、西東京市内を走る石神井川の最上流にある橋だ。この辺の他の橋にはない石造りの風貌が個性的でたまらなく美しい。



 このめがね橋は「…村山貯水池から境浄水場までの導水管が築造された大正6年に誕生したもの…。石神井川を横断するために、横断部をめがね形状に、その上部を盛土し導水管を通しました。…河川改修等でいくたびか手当てがされましたが、めがねの形状はそのまま残されています。」(「石神井川流域地図」)と、都民の水を運ぶ水道管を支え、古くから活躍している。
 橋の周りは立ち入り禁止区域であり、サイクリングロードは、水道管が埋め込んである高い堤の反対側にあるので、特に興味を持たない限りはめったに見ることはないと思う。
 石神井公園井の頭公園にもめがね橋はあるが、離れている人と人との「掛け橋」としての役割を果たしていない単なる飾り物なので、興味の対象にはならない。
 そう思って6年前からカメラをかついで通っていたが、最近、西東京市からはわずか40〜50mほどはずれて、小平市に位置していることを知って衝撃を受けた(地図)。