よみがえれ西東京市・保谷八景!

西東京市都市伝説❺よみがえれ保谷八景!】 明治の頃、保谷の文学者住人によって伝えられている保谷八景だが、ここに書かれたかつての風景は、今は❻くらいしか見られない。
❶千駄の秋景(保谷村の東南隅、青梅街道に至る路上)
❷康楽の梅林(上保谷新田、千川上水(砂川街道)沿道)
❸下野谷のホタル(下野谷辺りの三筋に別れた石神井川
男坂の眺望(下柳沢〜下野谷川を渡り男坂から眺める榛名神社の黒松)
❺榛名の富峰(榛名神社氷川神社)の高台より見たる富士)
❻如意輪寺暁鐘(保谷の四軒寺・如意輪寺の暁鐘)
❼新田題目(下保谷南神田)
❽南入古塚(下保谷南入)
そんな保谷の八景❶「千駄の風景」の千駄とは、東伏見稲荷神社の北側から西武新宿線の線路辺りをそう呼んでいた。千駄山は「青梅街道に至る路上にあり…東に位する凹地には洋々たる一池あり…呼絶景…」とあるが、千駄山全体を眺め石神井川北側一帯の池を見下ろせる場所とは一体どの辺?

昭和12年の地図

 
 昭和12年の地図で等高線が一番高く、眺めの良いところはどこかと探したら、東伏見神社西側の青梅街道と富士街道をつなぐ古道で、線路に横切られ踏み切りになっている辺りではないかと思い、現場に確認行ってみた。が、その踏み切りもすでになく(写真下左)、「二度と開かずの踏切」になっていた。

「二度と開かずの踏切


 嘆くなかれ「…画伯も筆を擲(なげう)つなるべし。」とまで絶賛された「千駄の風景」が都立東伏見公園となって、よみがえろうとしている。地図の黄色の部分が、東京オリンピックの頃には写真のような公園になるらしく、昔の風景がよみがえるかも知れない!