挿絵画家・岩田と乱歩の”男色”について岩田の孫娘・岩田準子によっ

一昨日アップした岩田準一:挿絵、江戸川乱歩「踊る一寸法師」(『大衆文学全集』第3巻、平凡社昭和2年)の挿絵画家・岩田と乱歩の”男色”について岩田の孫娘・岩田準子によって書かれた『二青年図』(新潮社、2001年)を見つけた。

岩田準一:挿絵、江戸川乱歩「踊る一寸法師」(『大衆文学全集』第3巻、平凡社昭和2年



岩田準子『二青年図』(新潮社、2001年)


 「竹久夢二に画才と美貌を寵愛されていた岩田準一は18歳の夏、ある男に出会う。男の名は平井太郎、後の江戸川乱歩だった。二人は許されぬ悦楽の世界に淫して『パノラマ島奇談』、『孤島の鬼』少年探偵団シリーズなどを創造し、そして二人の愛を結晶させようと誓い合った…。乱歩、エロ、グロの相貌を塗り替える、秘するほかなかった愛のかたちを孫娘が描き出した血涙の長篇小説。」(「BOOK」データベースより)
 有名な話なのかもしれないが、浅学のため知りませんでした。ちょっと驚きで、『二青年図』を注文してしまいました。


岩田準一:挿絵「パノラマ島奇談」



岩田準一:挿絵、江戸川乱歩「鏡地獄」(『現代大衆文学全集』第3巻、平凡社昭和2年