棟方志功装丁、徳田秋声『土に癒ゆる』などが天袋に

【捨てられない本】天袋からさらに手提げ袋が2つ出て来た。1つには棟方志功の装丁本など(写真❶)が、もう一つの袋には、明治期の和綴じの教科書(写真❷)が詰め込んであった。
写真❶


写真❷


 棟方志功の装丁本には、志功が「わだばゴッホになる」といって上京したが、落選が続き、版画家に転向した頃の作品に、徳田秋聲『土に癒ゆる』(桜井書店、昭和16年、写真❸)などがあり、これからも必要になる様な気がするので、全部キャリーバッグに詰め込んで持ち帰ることにした。棟方志功の装丁本は、谷崎潤一郎『鍵』(中央公論社、昭和31年、写真❹)等ほかにも沢山あったが、古書店に来てもらった時にまとめていってしまったようだ。
写真❸


写真❹


 明治期の教科書も、古書店に持っていってもらえればよかったのだが、疲れていて天袋にまで気が回らなかった。もったいないが、リサイクルで処分することにした。