朝ドラで仲間由紀恵が扮する白蓮33歳の第二歌集『幻の華』

朝ドラで仲間由紀恵が扮する白蓮33歳の時に刊行した第二歌集『幻の華』(新潮社、大正9年第9版)が本箱から出てきた。竹久夢二が装丁した全面金箔押しの豪華な本で、前扉(写真下)にも金箔押しの犀が挿入されている。発売1年半で9版とはかなりの売れ筋だ。

白蓮33歳の時に刊行した第二歌集『幻の華』(新潮社、大正9年第9版)



『幻の華』前扉


 この2年後に社会運動家で法学士の宮崎龍介と駆け落ちし、新聞紙上に白蓮から夫への絶縁状が公開され福岡の炭鉱王・伊藤伝右衛門と離婚する。当時は姦通罪があり白蓮事件として騒がれた。あまり書くと朝ドラがつまらなくなるので……。

写真は大正の三美人とも言われた白蓮。三美人とは歌人・九条武子、新橋の芸者・江木欣々。