トケイソウは『江戸の動植物図』にも掲載されていた

うわ〜っ!なにこの幾何学的なおもしろい形の花は、もしかしてよく出来た造花ではないのかな? などとおもいながら撮影した。となり町の小さな商店街を散歩していて、窓辺に咲いているのを生まれて初めて見て、感動した。


調べてみたら、なんと江戸時代の図鑑『江戸の動植物図』にすでに掲載されており江戸時代中頃に渡来した花だということがわかった。

トケイソウ」(『江戸の動植物図』)


 和名の由来は、見ての通り3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見える特徴のある花を咲かせることだ。
 学名Passiflora caeruleaのPassiflora(パッシフローラ)は、「受難の花」という意味で、はりつけの刑にされたキリストをめしべの柱頭にたとえ、放射状にひろがる部分をキリストから出た後光にたとえたという。