3ヶ月に一度の歯科定期検診に銀座まで行き、帰路途中で古書市・古書店をはしごした。神保町では堀田滿『植物の生活誌』(平凡社、昭和55年、写真右)、居初庫太『花の歳時記』(淡交新社、昭和43年、写真左)、『四季の草花図鑑500』(主婦の友社、平成8年)など植物関連書を数冊購入。
次に、新宿サブナード・古書市にも立ち寄り『八十日間世界一周』(岩崎書店、昭和39年)を見つける。これが本日最大の掘り出し物だ! なんと装幀:小松崎茂、口絵・挿絵:武部本一郎という最強コンビがタックを組んでいるではないか!!
小松崎茂:画『八十日間世界一周』表紙(岩崎書店、昭和39年)
今まで何冊もの『八十日間世界一周』を集めてきたが、この挿絵が一番躍動感溢れ、原書(エッツェル版)の挿絵とは全く違う構図で描かれており、おまけにカラー挿絵でオリジナリティがあり、う〜ん何ともいい!
武部本一郎:画『八十日間世界一周』口絵(岩崎書店、昭和39年)
小松崎は空想科学イラスト・戦記物・プラモデルの箱絵(ボックスアート)などで幅広く活躍した。武部は東京創元社『火星のプリンセス』(エドガー・ライス・バローズ作)に始まる火星シリーズの表紙イラストや挿絵、ポプラ社の『子どもの伝記全集』の表紙絵などで知られている。
本日はこの1冊購入すれば大満足でそれ以上長居はしない。