堂昌一、もう一つの雅号・春日章の由来

堂昌一先生のお宅を訪問したときに、「春日章の雅号の由来は?」と質問すると、奥様が下記のようなメモをしながら説明をしてくれた。


奥様の小唄の名取名が「春日章一」で、これから「一」をとって「章」としたのがもう一つの雅号になった、とのこと。奥様の名取名を自分の雅号にするとは、余程ラブラブだったのでしょうね。堂先生は後に「私の好きな女性のタイプは、ちょっと伝法で、ちょっと好色で、ちょっと薄情そうで。その実情けの深い……」と、言っているが、いまでも伝法で粋でいなせで小股の切れ上がったかっこいい、まさに奥様のことであろう。