なお、29日30日は別のイベントが同じ部屋で開催されるため、急遽、展示作品が全て片づけられ見られなくなりました。



東京堂書店ショウウインドウに飾られた「粋美挿画展」ポスター



東京堂書店6階「粋美挿画展」入り口



濱野彰親コーナー1、ポスターに使われている森村誠一「棟居刑事の情熱」、森村誠一「青春の源流」、松本清張黒革の手帳」、山崎豊子大地の子」など



濱野彰親コーナー2



濱野彰親作品(上)と伊勢田邦貴挿画の書籍コーナー



伊勢田邦貴装画コーナー
戦後間もない頃からの表紙画
・伴大作『怪獣国探検』(明々社、昭和23年4月)
・野村愛正『ヒマラヤの牙』(中文館書店、昭和23年12月)
・緒貫武雄『黄金狸』(岩崎書店、昭和24年8月)
野村胡堂『冒険探偵 都市壊滅団』(光文社、昭和25年9月)
野村胡堂『冒険探偵 大宝窟』(光文社、昭和25年7月)
野村胡堂『冒険探偵 スペードの女王』(光文社、昭和25年3月)
野村胡堂『冒険探偵 岩窟の大殿堂』(光文社、昭和25年11月)
野村胡堂『冒険探偵 地底の都』(光文社、昭和25年9月)
・今井達夫『熱球室を討つ』(偕成社、昭和25年2月)
高木彬光死神博士』(偕成社、昭和26年6月)
・島田一男『まぼろし令嬢』(偕成社、昭和26年7月)





などの単行本が展示されている。




堂昌一コーナー1、ポスターに使った「股旅新八景」の挿絵原画はこのコーナーにある。松本清張西海道談綺」の挿絵もここにある



堂昌一コーナー2、「木枯し紋次郎」の挿絵で構成されている。星先生からの速報によると、会場で今一番売れている絵葉書はこの紋次郎シリーズだそうです。さすが堂先生の絵はかっこいい。ちなみに膨大な作品の中からこの絵葉書の5枚を選択したのは私です。



伊勢田邦貴コーナー1、「快塔王」「ああ玉杯に花受けて」「砂漠の英雄ロレンス」などの挿絵原画が展示されている



伊勢田邦貴コーナー2、奥の方には志村立美や加藤敏郎:画、山村荘八「伊達政宗」、早乙女貢「會津士魂」、そのほか今村恒美等の作品が展示されている



招待出品の高荷義之氏や杉本一文:画、横溝正史「花髑髏」や会員の安東延由氏、上田信氏、海老原英明氏等の作品が展示されているコーナー



高荷 義之(たかに よしゆき、1935年12月18日 - )
 少年雑誌架空戦記の挿絵・表紙絵、プラモデルのボックスアートなどを数多く手がけ、師匠の小松崎茂と共にメカニックイラストの専門家として知られる。
・画集『電撃ドイツ戦車軍団』( 主婦と生活社 1972年)
・画集『高荷義之 アニメ・イラスト集』(徳間書店 1983年 )
・画集『高荷義之イラストレーション』(徳間書店 1986年)
・平野克己編 『高荷義之プラモデル・パッケージの世界』( 大日本絵画 2000年)




・画集『ワンダーアートタカニスタイル 高荷義之超現実画報』( オークラ出版 2002年 )
などの画集がある。



杉本一文:画、横溝正史「花髑髏」(角川文庫、1976年)表紙画
角川文庫の横溝正史作品シリーズの表紙を担当していたことで知られる。50歳から銅版画家として活動を開始。海外でも高い評価を得て、2001年 第4回国際蔵書票コンペティションポーランド)特別賞など受賞多数。