2011-10-30から1日間の記事一覧

まだ四十九日も済まないというのに、11月3日まで神保町・東京堂書店で只今開催中の「粋美挿画展」に出品する堂昌一(本名:堂前證一)先生の作品をお借りするために無理を言って10月19日に両国のお宅を訪問させていただいた。お嬢様と奥様が作品を用意して待っていてくれた。3時に訪問し終ったのは22時30分だった。その間、堂先生のアトリエでたくさんの資料を見せていただいたり、思いで話を伺ったりしながら、星恵美子先生や沢登みよじ先生、お嬢様の3人は展示用の作品を選び出しパネルにどんどん貼っていった。堂先生は几帳面な方で

私は体調不良を理由に展示の準備作業には加わらず、同大な数の作品の選択基準を「木枯し紋次郎」を中心にすることを決めたり、略歴の空欄を埋めたり、堂先生のもう一つの雅号の話を奥様に聞くなど、比較的楽な作業に携わった。略歴については「文芸随筆」No.…

堂昌一、もう一つの雅号・春日章の由来

堂昌一先生のお宅を訪問したときに、「春日章の雅号の由来は?」と質問すると、奥様が下記のようなメモをしながら説明をしてくれた。 奥様の小唄の名取名が「春日章一」で、これから「一」をとって「章」としたのがもう一つの雅号になった、とのこと。奥様の…