最初予定していた作品は、濱野彰親「大地の子」、堂昌一「木枯し紋次郎」、伊勢田邦貴「快塔王」でしたが、全部入れ替えになってしまった。1枚1枚見ているときの感動と、ポスターに割り付けたときの見栄えのよさは必ずしも同じではなく、いい絵が3枚集まっても1枚のポスターにならないこともある。3枚の絵がポスターの中でそれぞれの絵が自分のポジションをしっかりと見つけられたときが、互いに共鳴しあい1つの作品として相乗効果を生み出す。「三丁目の夕日」のようなレトロまでは古くはない戦後昭和の復興期の経済右肩上がりの勢いが感じられればいいのだが。
堂昌一:画「股旅新八景」
濱野彰親:画「棟居刑事の情熱」