架蔵書の中では一番古い堂昌一の挿絵が掲載されている冊子となる「夫婦ロマンス」(「夫婦ロマンス社」昭和26年12月)が届いた。雑誌のサイズとしては小型の四六判(B5判)平綴じ。昭和22年に喫茶店「ねすぱ」を開店し、店に集まるようになった編集者からカットを頼まれるようになったのが挿絵を描き始めるきっかけだっらというから、岩堀光「空手仁侠鉄火場往来」(「夫婦ロマンス」昭和26年)は堂が手がけた小説の挿絵としてはかなり初期のもので、名前が表記されるようになるのもこのころからではないかと思われる。



堂昌一:画、岩堀光「空手仁侠鉄火場往来」(「夫婦ロマンス」昭和26年)



堂昌一:画、岩堀光「空手仁侠鉄火場往来」(「夫婦ロマンス」昭和26年)



堂昌一:画、岩堀光「空手仁侠鉄火場往来」(「夫婦ロマンス」昭和26年)