2010-09-07から1日間の記事一覧

表紙画は岩田専太郎が特別に張りきって挑戦したのではないだろうか、絵がいい。なぜなら専太郎は上野の画家への憧れがあり、今回入手した「サンデー毎日」の表紙は、小磯良平や宮本三郎などの画家の絵が毎号使われており、さし絵画家である岩田専太郎がそんな画家たちに混じって上野のお山の画家と対等に肩を並べることが出来る場でもあるのが表紙の仕事であり、専太郎は特別の思いを寄せていたのではないかとおもわれる。

岩田専太郎:画、「サンデー毎日」(毎日新聞社、昭和25年1月15日号) 49歳の作品。 岩田専太郎:画、「サンデー毎日」(毎日新聞社、昭和27年1月6日号) 宮本三郎:画、「サンデー毎日」(毎日新聞社、昭和25年1月1日号) figma けいおん! 中野梓 制服ver.…

通勤途中に、新宿サブナード古書市に寄ってみた。岩田専太郎関連の雑誌2冊を購入。1冊は「週刊文春」。これは岩田専太郎がさし絵を連載していた「西海道談綺」が掲載されており、昭和49年2月に連載の途中で亡くなってしまい、堂昌一に引き継がれた。といういわく付きの連載小説さし絵がはいっている。そんな岩田専太郎描く「西海道談綺」と堂昌一描く「西海道談綺」を集めている。古書市には僅か数冊しかなかった「週刊文春」だが、そんな中にどんぴしゃり、探している号があるとは、やっとおいらにも運気が巡ってきたかな、なんておもわせる嬉

岩田専太郎:画、松本清張「西海道談綺」(「週刊文春」昭和47年5月号)71歳の作品。 堂昌一にとっては降って湧いたような大きな話であろうが、この絵の不思議なイメージを引き継ぐにはかなり大変な決断が必要だったのではないかと推察する。それというのも…