資料の処分は、苦痛も伴うが、たまには楽しみもある。今日は、いつ購入したのかさえも覚えていない、写真左:「ユリイカ」(書肆ユリイカ、1958〈昭和33〉年4月号)、写真右:「ユリイカ」(書肆ユリイカ、1959〈昭和34〉年4月号)が出て来た。
表紙のデザインはどちらも真鍋博だ。真鍋博は書肆ユリイカから『動物園』(1959.3)を上梓している。
真鍋博、装丁、左:「ユリイカ」(書肆ユリイカ、1958〈昭和33〉年4月号)、右:「ユリイカ」(書肆ユリイカ、1959〈昭和34〉年4月号)
昭和33年4月号には「ユリイカ詩画展」という巻頭企画があり、11点の詩と絵が紹介されている。ユリイカ創立10周年記念企画展に発表されたものから選択して掲載された。
「ユリイカ」(書肆ユリイカ、1958〈昭和33〉年4月号)
巻頭企画「ユリイカ詩画展」
挿絵:長新太「ユリイカ」(書肆ユリイカ、1959〈昭和34〉年4月号)目次、かわいくて意味深くて面白い挿絵と、白地を生かしたレイアウトが、お互いに効果を高めているのが、いい。