岩田専太郎:画、山岡荘八「徳川家光」第1回叛骨の森の巻(「小説サンデー毎日」、昭和49年)
連載小説の最初の絵は難しい。登場人物に関しての詳しい記述がなくとも、人相や髪形、服装などを決めていかなければならないのだから。つまり、さし絵画家のほうが細部まで決めていかなければならないので、時代考証の知識なども持ち合わせていないと、描き進めることはできない。
試しに、「徳川家光」の書き出しの部分を掲載してみよう。この文章から上記の絵を描くのだから、まさにさし絵画家は、著者と二人三脚で書き進めるコラボレーションによる創作なのだ。
岩田専太郎:画、山岡荘八「徳川家光」第1回叛骨の森の巻(「小説サンデー毎日」、昭和49年)
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