青山二郎の装丁の最盛期は、昭和10年代とも言われている。中野重治『子供と花』(沙羅書店、昭和10年)、中村光夫『二葉亭論』(芝書店、昭和11年)、中原中也『在りし日の歌』(創元社、昭和13年)、川上徹太郎『道徳と教養』(実業の日本社、昭和15年)などが、その代表的な作品だ。



中野重治『子供と花』(沙羅書店、昭和10年



中原中也『在りし日の歌』(創元社昭和13年



中村光夫『二葉亭論』(芝書店、昭和11年



川上徹太郎『道徳と教養』(実業の日本社、昭和15年