青山が『文芸懇話会』で「もう三十冊位になるかしら」という、昭和11年までに装幀したという単行本は、

・直木三十五『南国太平記』前編（誠文堂、昭和6年）
・青山二郎『陶経』（私家版限定五十部〔二郎龍書房〕、昭6年）
・小林秀雄『文芸評論』（白水社、昭和6年）
・小林秀雄訳、ランボウ『酩酊船』（白水社、昭和6年）
・青山二郎『甌香譜』（工政会出版部、昭和6年）
・青山二郎・倉橋藤次郎共編『呉須赤絵大皿』（工政会出版部、昭和7年）
・青山二郎『古九谷図録』（工政会出版部、昭和7年）
・青山二郎『浜田庄司図録』（工政会出版部、昭和8年）
・佐藤正彰/河上徹太郎/富永惣一/小林秀雄訳、リヴィエール『エチュード』（芝書店、昭和8年）
・河上徹太郎『自然と純粋』（芝書店、昭和7年）
・小林秀雄『続文芸評論』（白水社、昭和7年）
・小林秀雄『テスト氏』（江川書房、昭和7年）
・小林秀雄訳、ランボウ『酩酊船』（江川書房、昭和8年）
・小林秀雄訳、ランボー『アルチュルランボオ詩集』（江川書房、昭8年）
・小林秀雄『おふえりや遺文』（三才社、昭8年）
・小林秀雄『テスト氏（全訳）』（野田書房、昭和9年）
・山内義雄訳『アンドレ　ジイド全集』第4巻（建設社、昭和9年）
・小林秀雄『続々文芸論集』（芝書店、昭和9年）
・小林秀雄『私小説論集』（作品社、昭和10年）
・登張竹風訳、ニーチェ『如是説法ツァラトゥストラー』（山本書店、昭和10年）
・中野重治『子供と花』（沙羅書店、昭和10年）
・武田麟太郎『純粋小説全集　下界の眺め』（有光社、昭11年）
・室生犀星『純粋小説全集　弄獅子』（有光社、昭11年）
・小林秀雄訳、アラン『精神と情熱とに関する八十一章』（創元社　昭11年）
・中村光夫『二葉亭論』（芝書店、昭和11年）
・岸田國士『雙面神』（創元社、昭11年）
・北条民雄『いのちの初夜』（創元社、昭和11年）