第55回江戸川乱歩賞授賞式が帝国ホテルで、昨夜開催され、出席してきた。受賞作は遠藤武文『プリズン・トリック』(講談社、2009年9月3日)、交通刑務所内で起きた、密室殺人事件を扱ったもの。遠藤氏は、1966年長野県生まれ。早稲田大学政経学部卒業、現在は、損害保険会社勤務。なるほど!損保の社員だから、交通刑務所関連の情報を入手しやすかったのか? すでに65,000部も売れているそうで、あいさつをした東野圭吾氏がその売れた部数を悔しそうに紹介して会場を笑わせた。審査委員の代表として審査の経緯を報告した内田康夫



第55回江戸川乱歩賞受章者・遠藤武文氏の挨拶。



藤武文『プリズン・トリック』(講談社、2009年9月3日)、装丁:岡孝治


会場には、京極夏彦氏、西村京太郎氏、天童荒太氏、恩田陸氏、石田衣良氏など、いまを時めく人気作家たちがたくさんいて、なんとも華やかで豪華な感じの会場だったが、私は専ら、帝国ホテルの食事に集中していた。



会場風景1。



会場風景2。


乱歩賞の会場を出て、「図書設計」の編集会議に連絡をすると、ちょうど、梱包作業が終了するところです、と言うので、二次会を目的に編集委員たちに合流。一足先に「図書設計」77号を入手し、帰宅したのは、深夜の1時だ。



「図書設計」77号、表紙繪:小松崎茂