下記の装丁を名指しで批判しているわけでははないが、中氏の不満に思っているのはこのようなものではないかというものを探して掲載してみた。
中一弥:画、池波正太郎『おとこの秘図(上)』(新潮文庫、昭和60年)、装丁:辰巳四郎
中一弥:画、池波正太郎ほか『剣客商売読本』(新潮文庫、平成12年)、装丁:新潮社装幀室
装丁家としては、カラー印刷のジャケット(カバー)を何とかカラフルにみせようとしているのだろうが、中氏のばあいは、モノクローム(白黒)の絵が多いので、苦心したのであろう。それが、一弥氏の気にめさかったようだ。