挿絵画家・中一弥さんの訃報

挿絵画家・中一弥さんの訃報を朝日新聞(2015.12.5)で知った。104歳だった。




 中一弥さんは、某美術団体の機関紙「粋美挿画」(2010.6)巻頭特集で10ページほど「99歳でなおも活躍する挿絵画家・中一弥」を書かせていただいたことがあり、身近な人のように感じていた。池波正太郎鬼平犯科帳」の挿絵が代表作。2009年、98歳の時に朝日新聞に連載された乙川優三郎「麗しき果実」の挿絵を担当。100歳を超えてからも三男・逢坂剛さんの「重蔵始末」シリーズの装丁を手掛けるなど活躍されていた。