私のすきな形態にデフォルメされたカラスの形態でもある、安野光雅『きりがみ江戸いろは』(新泉社、1978年)のカラスはこれです。「ほねをりぞんのくたびれもうけ」のカルタだが、安野さん、申し訳ありません。ちょっと理解できませんでした。案山子は一生懸命カラスを追い払ったたが、動かないことを知られて、稲穂をみんな食べられてしまった、ということなのか。疲労だけが残った案山子と、案山子をバカにしているカラスと、まんまと稲穂を御馳走になってしまった得意顔のカラスでしょうかね。



安野光雅『きりがみ江戸いろは』(新泉社、1978年)