一人かるたで勝負!

【一人かるたで勝負!】
 帯状疱疹といっても一日中寝込んでいるわけではありません。何もしないでいるのも手持ちぶたさなので、一人かるたをやっています。ルールは、まず絵カードを適当に並べます。次に文字カードを読みます。絵カードを取らずに、「私ならこんな絵を描くな〜!」というイメージを浮かべます。そのイメージと絵カードを比べます。判定は私がかるたを作るとしたらどっちを選ぶか、ということで勝ち負けが決まります。



・圧倒されたのは、安野光雅『きりがみ江戸いろは』(新泉社、1978年)。
画像左から「われなべに とじぶた」「せにはらは かへられぬ」「きいてごくらく みてじごく」「かったいの かさうらみ」
 どれも思わず吹き出してしまいました。一番右の「癩の瘡恨み」は説明を読むまでなんのことかわかりませんでした。



瀬川康男『ことわざあそび』(グランまま社、1994年)にも完敗でした。個性的なタッチの絵も素晴らしいが、ことわざの解釈が面白すぎます。
「あたまかくして しりかくさず」はちょっと色っぽい、「背に腹はかえられぬ」は、言われてみればなるほどですが、この絵は思い浮かびませんでした。1975年福音館書店から発行された「犬棒かるた」を元に、新たに書籍として制作したもののようだが、復刻されたからこそこんな素晴らしいかるたにお目にかかることができました。感謝!


他にもたくさん集めてみました。どのかるたにも挑戦状を叩きつけているうちに、療養期間の10日間なんてあっという間にすぎてしまいそうです。

文/よこたきよし、絵/わらべきみか「四字熟語かるた」(ひさかたチャイルド)



笹沼香/絵、長岡書店編集部編「ことわざかるた」(長岡書店、