三岸節子と装丁展

2006年10月14日(土)〜11月19日(日)於:一宮市三岸節子記念美術館「三岸節子と装丁展─文学者達との交流」
のチラシと入場券が送られてきた。
実は、11月3日(祝・金)14時〜「近代装丁の歩み─明治から昭和初期まで」という講演を私がやる事になり、
そろそろ準備に取り掛かろうと思っていたところだ。


三岸節子は存じていたが、こんなにたくさんの装丁をやっているとは知らなかった。
今回、機械を頂き調べてみて驚いた。それ以前からも、三岸の装丁に魅せられて
山本安英『鶴によせる日々』(中内書店、昭和25年)、
舟橋聖一『夏子の月あかり』(新潮社、昭和33年)
など数点は所有していたが、あまりたくさんは所有してはいない。

講演をやる事になってから、書皮友好協会の会長みさきたまゑさんから、
三岸がデザインした書皮が送られてきた。装丁の事ばかり考えていたので、
書皮までデザインをやっていたと走らなかった。
みさきさんありがとう。

書皮とは書店で付けてくれるカバーのこと。
出版ニュース社 編 『カバー、おかけしますか?』(出版ニュース社、2004年、定価:2625円)
には、カテゴリー別に書皮の数々がカラーで紹介され、
紀田順一郎氏、長谷川卓也氏、書皮友好協会会員の書皮にまつわる
エッセイや蒐集記を収載されている。

ブログに三岸の話を書いた途端に、さっそく三岸がデザインしたものを
見つけて送ってくるとはて、さすがは会長。
この書皮は全国56店も展開してる「戸田書店」のものだが、
あいにく東京には日野市に1店舗あるだけで私には入手しにくい。

10月27日付けで、みさきさんから「三岸節子美術館にまいります。」との嬉しいハガキが届いた。
このブログを読んでくれているのかな?