2008-07-01から1日間の記事一覧

古書市で美人の装丁と目めが合い、見つめられ「おうちにつれてって!」とせがまれ、つい、装丁:吉田謙吉、昇曙夢『トルストイ』(三省堂、昭和6年)を購入してしまった。が、読むことはないだろう。函に斜めに配されたタイトル文字の位置や大きさと、字間をうんとあけた小さな著者名との大きさのコントラストなどなが絶妙ですね。

愛しい装丁との出会いというものは、えてしてこういうもので、こうして、装丁にウインクされ胸キュンさせられて購入してしまう本が、私の部屋には山と積まれている。 装丁:吉田謙吉、昇曙夢『トルストイ』(三省堂、昭和6年) 吉田謙吉は、築地小劇場の舞台…