東京堂の佐野さんから頂いた5000円の図書券を使って、もちろん東京堂で

shinju-oonuki2006-01-20

 
八木福次郎『書痴 斎藤昌三書物展望社』(平凡社、2006年、装丁:代田奨)を購入してきた。まだ読んではいないが、以前から『古書通信』の樽見さんからこの本が発売されることを聞いて知っていたので待ち遠しかった。
 
この本は、「日本古書通信」に平成15年1月号から16年2月号まで13回にわたって連載されていた「少雨叟 斎藤昌三翁 人と仕事」に加筆したものである。この記事は毎回購入して読んでいたので、大体の内容は既に知っているが、加筆されているところもありそうだし、購入した。巻頭に46点の写真で構成されているカラー口絵が16ページ付いているのがいい。
 
私も、斎藤昌三の話をかいてみたいと思って資料集めをしていたので、内容がダブらないように何度も読み返してみようと思っている。
 
それにしても、担当編集者は拙書『装丁探索』の首藤さんだ。この本の装丁では造本装丁コンクールで一緒に受賞させてあげたのに、こんな憧れの斎藤昌三の本の装丁などは是非ともやらせてほしかったな。筍皮や番傘は使わずとも、なんとかもっとゲテ装本を標榜する斎藤昌三らしさを出せたのではないかな。ザンネーン!
 
私もこのブログで大分紹介してきたが、八木福次郎さんは、斎藤昌三書物展望社関連の本を100冊も持っているそうだ。まだまだ頑張って集めなければ、と、励みになった。週末にゆっくりと読んで見よう。