1947年、小松左京が蕗谷虹児にインタビュー

一昨日、「…2 田代光」を読んだら「……1」も気になり購入。1974-1975年にかけて小松左京が少年時代に親しんだ挿絵画家8人にインタヴューしたテープが発見された中から、第1回蕗谷小路が掲載されている「小松左京が聞く大正・昭和の日本大衆文芸を支えた挿絵画家たち1 蕗谷虹児」(「小松左京マガジン」37巻、2010年4月)が届いた。


 蕗谷小路は、『少女画報』『令女界』『少女倶楽部』などの雑誌の表紙絵や挿絵が大評判となり、竹久夢二と並び称された。1924年大正13年)2月、『令女界』に発表した詩画「花嫁人形」が、後に杉山長谷夫の作曲で♪キンラン緞子の帯締めながら〜♪の童謡になり、1935年(昭和10年)詩画集『花嫁人形』が出版され虹児の代表作となる。自ら抒情画と名づけたパリ風のモダンな画風は一世を風靡した。