田代光のサインの頭にある記号? はなんだ?

自宅にある昭和5〜30年頃の雑誌100冊ほどを眺めていたら、田代光の挿絵が掲載されている冊子を10冊ほど見つけることが出来た。今日は田代光:画、浜野健三郎「岡倉天心アジアは一なり」(「家の光」昭和30年9月)に記された田代のサインに引っかかった。「HIKARUU1955」は理解できるが、サインの頭にある人が二人で万歳しているような記号はなんだろうか? 漢字なのか、英字なのかさえわからない。常識的には「T」「Ta」などなのだろうが、「光」とか「代」の可能性がないわけではない。STAP細胞の研究のように、さまざまな可能性を組合わせ試してみようと思う。う〜ん、今夜は眠れそうにない!!


寝ずに考えたら、ひらめいた!! かつて渡辺審爾のサインがどうしてこのような形なのかなかなか解明できなかったことがあったが、このときにも、わかってしまえば、な〜る程だった。

そこで、田代光のサインも同様ではないかと考えてみた。画像左は田代光のサインの記号のような部分を白黒反転してみた。
 これだけではわからないので、田代光の漢字のサインを探しだして並べてみた(画像右)。
 すると、どうでしょう、ほぼ同じように見えませんか。つまり、□の枠の中に書かれた漢字「光」のサイン(落款)の白地の部分を、新たに記号として描きだしたものだった。一件落着!


ときどきこのように謎解のような解読不明サインがあるから、サイン解読に魅かれてしまうんですね。