【10年ほど前、初めてみたときはかなりショックでした、トケイソウ!!】…市内の植物探索(60)

【10年ほど前、初めてみたときはかなりショックでした、トケイソウ!!】…市内の植物探索(60)
和名トケイソウは、時の記念日の6 月 10 日頃に咲きはじめ、正面から見ると、3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見え、花びらが円形に並んで放射状に配置されて文字盤に見立てられ、特徴のある花を咲かせることに由来しています。   
 英名 passion flower は「キリストの受難の花」の意味で、イエズス会の宣教師らによってラテン語で flos passionis と呼ばれていたのを訳したものです。 passion には「情熱」の意味もありますが、この植物の名称での passion は「受難」の意味です。彼らによればこの植物はキリストの受難を象徴する形をしており、花の子房柱は十字架、3つに分裂した雌蕊が釘、副冠は茨の冠、5枚の花弁と萼は合わせて10人の使徒、巻きひげはムチ、葉は槍であるなどと言われました。
  中央アメリカや南アメリカの熱帯・亜熱帯域が原産地ですが、世界中で観賞用に広く栽培されています。日本には1730年頃に渡来したようです。花後の赤い実を観賞する種類や、パッションフルーツのように実を収穫できる種類もあります。パッションフルーツ(果物時計草)はこの時計草の仲間ですが、時計草とは葉っぱの形が異なり、葉のふちが少しギザギザ。実は時計草よりも大きいです。
 
西東京市泉町1丁目で2024.6.29に撮影したトケイソウ

 
西東京市北原町1丁目で2023.6.26に撮影したパッションフルーツ

 
西東京市泉町1丁目で2023.7.2に撮影