【濃い緑の葉に隠れてあまり花は目立ちませんが、よく見ると淡い若草色のかわいいシキミの花!】…市内の植物探索(34)

【濃い緑の葉に隠れてあまり花は目立ちませんが、よく見ると淡い若草色のかわいいシキミの花!】…市内の植物探索(34)
  樒(しきみ・しきび)はマツブサ科シキミ属の常緑小高木で、高さはふつう 2 〜5 mだが、ときには 10 m 以上の高木になります。一年を通して、光沢のある美しい濃緑色の葉を茂らせ、傷つけると抹香の匂いがします。
 花期は3〜 5月、春彼岸のころに、葉腋から短い花柄を出して、直径2.5~3cmの萼と花弁が10~20枚の黄緑色を帯びた白色の花が咲き、ときに枝先にまとまってつきます。
 名前の由来は、四季を通じて常に美しい緑色の葉を保つことから「四季美」と称され、それが転じて「しきみ・しきび」と呼ばれるようになったという説が有力ですが、毒を持つことから「悪しき実(あしきみ)」、また、強い香りを持つことから「臭き実(くしきみ)」と呼ばれ、それが省略されて「しきみ」となったとの説もあります。
  葉や樹皮は、お線香や抹香(まっこう、お焼香で用いられる粉末状のお香)の原料としても利用されています。その香りの強さから、「香の花(こうのはな)」「香の木(こうのき)」「香芝(こうしば)」と呼ばれることもあります。
 花言葉は「猛毒」「甘い誘惑」「援助」であり、花言葉の通り、樒の葉・花・果実・種子など全ての部分に「アニサチン」という猛毒が含まれています。特に猛毒である果実が中華料理で多用される八角に似ているため、誤食されやすい危険な有毒植物で、「毒物及び劇物取締法」により植物で唯一「劇物」に指定されています。
 
西東京市保谷町3丁目で2024.3.28に撮影したシキミの花

 
西東京市保谷町3丁目で2024.3.19に撮影

 
西東京市泉町5丁目で2024.3.19に撮影

 
西東京市保谷町5丁目で2024.3.19に撮影