【花の少ない季節に、爽やかな花を咲かせてくれるお茶の木の花!】…市内の植物探索(12)

【花の少ない季節に、爽やかな花を咲かせてくれるお茶の木の花!】…市内の植物探索(12)
  お茶は、ツバキ科ツバキ属です。どおりでツバキに花が似ているはずですね。秋も深まる10月頃から、白い小さな花が控えめに下を向いて咲きます。
 花の大きさは直径3から5cmぐらい。一般的なツバキよりはやや小ぶりですね。満開になると「 花蕊(はなしべ)」(めしべ、おしべ)が冠のようにひらきます。小さめで白い花びらの真ん中に、黄色いしべが広がっていて、形も色合いも可愛らしいものです。がくは緑色で4~5枚、花弁は白色で6~7枚で12月ごろまで見ることができます。
 お茶畑では、さぞかし綺麗な花がたくさん咲いているだろうなと思いきや、葉を大切に育てるため、花を摘んでしまうので咲かないのだそうです。しかし、最近になって、この「お茶の花」には葉にはない「フローラテアサポニン」(floratheasaponin)という特定の成分が含まれていることがわかり、新たに脚光を浴びている注目の健康素材なんだそうです。
  お茶の花は食べることができ、天ぷらにして食べたり、煮詰めてお茶漬けの具にしたり、という地方もあります。さらに茶の葉と同じく、煎じて飲むこともあるそうですよ。
 
西東京市中町1丁目で2023.11.28に撮影したお茶の木の花

 
西東京市中町1丁目で2023.11.28に撮影

 
西東京市中町1丁目で2023.11.28に撮影

 
西東京市泉町2丁目で2023.11.28に撮影