【西東京の植物絵手紙(57)…西東京市泉町でカラスウリの花に出会った!】

西東京の植物絵手紙(57)…西東京市泉町でカラスウリの花に出会った!】
 カラスウリの花は夏の夕暮れ時から日没までの1時間ほどの間に縁が糸状に裂けてレースのように見える10センチほどの白い5弁花を開きます。 夜間に咲く花で、日の出前に萎んでしまうという特徴があります。夜行性のスズメガに受粉してもらうため、白色のレース状の形になったと考えられています。
 烏瓜(からすうり)の名の由来は、カラスウリの果実は枝に生った後もしばらく残ったままになります。そのありさまは、雑食のカラスでさえも食べ残したように感じられ、烏すらも残すウリ科の植物という意味で、烏瓜(からすうり)という和名になりました。
 またはカラスウリの葉が大きく生育旺盛なので、絡みついた木を枯らしてしまうことから、枯らす瓜がカラスウリになったという説もあります。
 別名のタマズサ(玉章)は昔のラブレターである「結び文」を意味し、紙を細く折りたたんでアズサ(キササゲ)の枝に結んだその様子がカラスウリの種子を想起させるのが別名の由来のようです。
  カラスウリ(烏瓜)の花言葉は「誠実」「男ぎらい」です。カラスウリは日が沈み夜になると開花する不思議な特徴があります。しっかりと夜を待つカラスウリの特徴が「誠実」という花言葉の由来となったのではないでしょうか。
 カラスウリは種の中心部は盛り上がったように厚みがあり、そこから3方向に突き出した突起があります。この形状が大黒様のお腹のようで縁起がいいとか、打ち出の小槌のようだからという理由で、お財布に入れておくと金運が上がると言われています。
 
・絵手紙=「なぜ夜に咲くのか」(カラスウリの花)

 
西東京市泉町2丁目 で2023.7.20に撮影したカラスウリの花。

 
西東京市北原町2丁目で2023.7.13に撮影。

 
 
西東京市泉町2丁目丁目で2023.7.20に撮影。