【西東京の植物絵手紙(34)…西東京市泉町でスイカズラの花を見つけた!】

西東京の植物絵手紙(34)…西東京市泉町でスイカズラの花を見つけた!】
 和名スイカズラの名前の由来は、細長い花筒の奥に蜜があり、「蜜を吸うつる植物」だから「吸い葛(つる性植物の総称)」と言われており、古くは子どもが好んで花の管の細いほうを口に含んで甘い蜜を吸うことが行なわれたことからこの名がつけられました。実際に口に含むとさらっとした甘さの蜜を少しだけ味わうことが出来ます。
スイカズラの英名ジャパニーズ・ハニーサックル(Japanese honeysuckle)も、花筒をちぎって蜜(honey)を吸う(suck)ところから生まれた名前であるといわれています。 
 中国植物名は、忍冬(にんどう)といい、冬場を耐え忍び、枯れずに残ることからこの名がついているようです。異名である「金銀花」は、咲き始めは白色、翌日には黄色に変化することから金銀花と呼ばれています。風水学では、スイカズラの香りのよい花には、幸せな恋を引き寄せる効果があり、「金銀花(きんぎんか)」の別名から、金銀財宝を表す縁起のよい花木といわれています。
 最近はなかなか見つけることが難しくなってきましたが、中町の竹やぶや、泉町の空き家の生垣で見つけ、花を一輪つまんで、久しぶりに甘い汁を吸いました。


・絵手紙=「吸い葛の蜜は甘い」(スイカズラ

 

 

西東京市中町1丁目に咲いていたスイカズラの花。2023.4.20に撮影

 


西東京市保泉町1丁目にて2023.4.19に撮影。



西東京市泉町1丁目にて2023.4.24に撮影。