【101冊の挿絵のある本(41)… 小田富弥・伊藤幾久造・石井朋昌・神保朋世:挿絵、一龍斎貞山・桃川如燕・昇竜斎貞文:演者「赤穂義士銘々伝」挿絵30点!】
挿絵に登場する中心人物は、ほとんどが左を向いているのがわかる。新聞小説の文章は右から左に読み進むため、挿絵の中の時間の経過も右から左に進むようにすると自然に流れるのを計算したものと思われます。逆に話の流れを止める人物は、右を向いて描かれています。
「赤穂義士銘々伝」の挿絵は4名の挿絵画家が担当していますが、挿絵画家・神保朋世のサインが見つからないので、「挿絵画家不明」と記している挿絵は、神保朋世が描いたものと思われます。
『講談全集第三巻』の第2章が「赤穂義士銘々伝」ですが、総ページ数1208ページのうち135〜976まで、841ページが「赤穂義士銘々伝」にあてられています。






























