【101冊の挿絵のある本(17)…… 平野光一:挿絵、マルチノフ著、木村浩:訳『宇宙探検220日』(大日本雄弁会講談社、昭和31年)の挿絵を紹介します。】この本には29点の挿絵が入っています。今回はその中から23点を紹介します。表紙や口絵は平野の師匠にあたる小松崎茂が、描いています。師弟共作ですね。
平野はタミヤの模型の箱の絵(ボックスアート)の画家として知られており、中でも戦車の絵の評判が高い。
◆平野 光一(ひらの こういち、昭和17〔1937〕年1月7生まれ)
・1953(昭和28)年 16歳、小松崎茂のところへ外弟子として通う。
・1956(昭和31)年 19歳、初めて雑誌『少年』の口絵を描く。
・1961(昭和36)年 24歳、初めてタミヤのプラモデルパッケージ、「ワールドタンクシリーズ、T92デストロイヤー」を描く。
◉平野光一が描いた挿絵の掲載書籍など
・平野 光一 :挿絵、ベリャーエフ 著「第十番惑星」 (『少年少女世界科学名作全集 10』、講談社、昭和31年)
・平野光一:挿絵、クイーン :作「ポッツ家の怪事件 」(『少年少女世界探偵小説全 集 15』(講談社、昭和33年)
・平野光一 :挿絵、クリスチー :作「恐怖の四巨人 」(『少年少女世界探偵小説全集 3』(講談社、昭和33年)
・平野光一:挿絵、「ことしの南極かんそく・雪上車が空からついたよ」(『四年の学 習』第13巻第11号、学習研究社、昭和34年2月、)
・平野光一ほか:挿絵、ハインライン:作「宇宙戦争」(『少年少女世界科学冒険全 集』(講談社、昭和35年)
・平野光一・浦野日出緒:挿絵 、ハインライン、塩谷太郎訳「宇宙戦争」(『少年少女 世界科学冒険全集』小松崎茂:表紙口絵、講談社、昭和35年)
・平野光一:口絵挿絵 、アトランテイス・ハラン、小西茂木訳「土星の宇宙船」(『少 年少女世界科学名作全集7 』小松崎茂表紙、講談社、昭和36年)
・平野光一:挿絵、ムーア:作「金星のなぞ」(『少年少女世界科学名作全集』講談 社、昭和36年)
・平野光一:口絵・挿絵、ポール・ベルナ:作「宇宙への門」(『少年少女世界科学名 作全集20(講談社、昭和37年)