世界に一冊だけの本!

【続・大宮市から詩人が西東京市に引っ越してきた!▶世界に一冊だけの本!】
 女流詩人であり、ルリュール(伝統的西洋式工芸製本)作家でもあるT.Kさんがに近所に引っ越してきたので、お祝いに行ったつもりが、お土産として世界に一冊だけの本、昨年亡くなった104歳の挿絵画家・中一弥:挿絵、乙川優三郎『麗しき果実』(朝日新聞連載小説)の新聞切り抜きを張込み製本した豪華手作り本と、T.Kさんの詩が掲載されている「大宮詩集」を頂いた。


中一弥:挿絵、乙川優三郎『麗しき果実』(朝日新聞連載小説)新聞切り抜き張込み



中一弥:挿絵、乙川優三郎『麗しき果実』(朝日新聞連載小説)新聞切り抜き張込み



「大宮詩集」38



 こんな大変なものをいただけないと言ったのだが、「ひばりタイムス」に連載する「絵筆探索西東京」の水彩画と交換してほしということでしたので、物々交換が成立。
 2009年に、「麗しき果実」の挿絵についての論考を執筆していた折、新聞切り抜き全201回のうちの半分くらいしか持っていなかったので、T.Kさんに相談したら、全回分持っているので差し上げます、と言っていたのが、こんな立派な本に仕立ててくれていました。
 T.Kさんは、イタリアでのルリュールのコンクール授賞式に行くのに、折角だからと言って、ドイツ語を半年間勉強し、フランス、スイス、ドイツを一人旅したあとにイタリアへ入るなどなどたくさんの武勇伝を持つ強者でもある。