どんど焼き

西東京市伝承行事散策▶保谷第二小でどんど焼き
 西東京市FB町の北澤敏さんのお誘いを受けて、保谷第二小で行なわれた「どんど焼き」に行ってきました。午後3時30分頃に着くと、もうグランドはたくさんの人で溢れていました。無料で配られたお汁粉、綿あめ、ポップコーンにはそれぞれ数十人が並ぶ大行列が出来て賑わっていました。
 PM4:00 、灯油をつけた長い竹の棒をもった30人ほどが、グランドの中央に集められた門松や注連縄などを組み上げて建てた塔に一斉に火を放つと、勢いよく炎が天をついてもえあがり、夕闇せまる空を焦がしました。炎の中に祭神が天に帰る姿を見たような!


 燃え上がる炎の勢いと、門松の竹が破裂するボンボンという破裂音、そして地面を揺らすような和太鼓の響きが、太古の昔にタイムスリップさせ、人類が炎を手にした時の感動の雄叫びを聞いているように錯覚させられ心地よいひとときを過ごしてきました。
 





▶️どんど焼きとは、門松や注連飾りなどで出迎えた歳神を、それらを焼くことで、炎と共に見送る意味があるとされている。燃やす際に青竹が爆ぜることから「とんど」を「爆竹」と当てて記述する文献もあります。
 子供の祭りとされ、注連飾りなどの回収や組み立てなどは子供が行い、小学校などでの子供会(町内会に相当)の行事として地区ごとに開催されています。