西東京市のレトロな街路灯はいつ建てられたのか?

西東京市珍名所▶レトロな街路灯はいつ建てられたのか?】
7月31日、豊福臣吾さんが古い街燈の画像をアップしてくれましたが、その後、別の場所でも見つけ合計4本見つかった。最後に見つけた街路灯(写真❶)には設置場所を示す金属のプレートがついていた。なんとそこには「田無町本町」と記されているではないか。各街路灯ごとに異なるこんな立派なプレートを造ったのだろうか? とにかくこれで、この街路灯がいつごろに作られたものかが分かりそうだ、との期待が膨らむ。



 田無市が町から市になったのは昭和42(1967)年なのでそれ以前に建てられたものであることは分かった。では田無町本町とはいつから始まったったのだろうか。
 「1889(明治22)年4月1日、町村制施行に伴い田無町がそのまま単独町制。」(『田無市史』)とあり、1889年から田無町だったようだが大ざっぱ過ぎるか。
 では、街路灯設置の記録はないだろうか? 『田無市史第二巻』に「電気供給工事並びに需要者特別負担の件 1925(大正14)7月…三、延長ニ係ル配電区域 田無町柳沢 四、(ロ)電灯個数拾五灯」というのを見つけた。
 もしこの文章が、掲載した写真の電灯のことだとしたら、大正14年に建造されたことになり、戦災を免れて生き残った90歳ということになるのだが……。

◆1882(明治15)年に, 電気を照明用に使った初めての街路灯が建てられた場所が、東京都中央区銀座2丁目、東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅すぐ近くのカルティエ銀座2丁目店の前にあります。現在は背の高い街路灯と歴史紹介看板があります。