桑原 甲子雄「東京下町1930」や今和次郎『新版大東京案内』、松崎天民『銀座』、「銀座」（アルス・グラフ臨時増刊）、「昭和六年を読む」（「彷書月刊／特集」、などの資料を揃え、徳田秋聲『心の勝利』（砂子屋書房、昭和15年３月５日）を読むための資料を揃え万全の体制は整えて待っているのだが、ネットで注文して1週間になるのに、肝心な本がなかなか届かない！
装幀・挿画：吉田貫三郎、徳田秋聲『心の勝利』貼凾、砂子屋書房、昭和15年3月5日発行
福田勝治 ：写真「アルス・グラフ臨時増刊 銀座」アルス、1952年
桑原 甲子雄 「東京下町1930 」（河出書房新社、2006年11月)
今 和次郎『新版大東京案内〈上〉』筑摩書房、 (2001年10月)
いったい何をしようとしてるのか？ って。たとえば、挿絵のない小説で、東京ガイドみたいに歌舞伎座、築地場外市場などと固有名詞がぞくぞく飛び出す小説があったら、本の内容はさておいて、写真やイラストを並べたビジュアル版を創ってみたいと思いませんか？ その小説の時代背景が、大正期や昭和初期だったら、やってやれないことはない。しか〜し、誰でもが簡単に出来るものでもない！ 1冊だけ作るなら、発売するわけではないので著作権問題にも抵触しないし。そこんところに、やってやろうじゃないか、という闘志の炎が燃え始めてしまったんです。
