ハンプティ・ダンプティ1体目が完成

ネットで注文した藤野紀男『図説マザーグース』(河出書房新社、2007年)が届いた。さっそく、ハンプティ・ダンプティの頁を開いてみると、昔から、さまざまなキャラクターで描かれて、人間の姿をしたのもいたようだ。塀から転げ落ちた理由についても、掲載した絵から想像できるように、王様に旗を振りすぎたり、居眠りしていたり、酒を飲んでいたり、蜂に襲われたりと何でもありのようだ。生別や年齢についてもとくに書かれているわけではないがなぜか女性の例は見当たらない。それは「hump」には「猫背」「せむしの背のこぶ」という意味が、「dump」には「ずんぐりした人」「どしんとおちること、またはその音と」という意味があり女性をイメージしにくかったのだろう。

藤野紀男『図説マザーグース』(河出書房新社、2007年)



さまざまなキャラクターで描かれたハンプティ・ダンプティ


フーテンの寅さんは「♪お〜れが泣いても何にもならぬ」と唄っているのに、ハンプティ・ダンプティは、塀の上から転がり落ちただけで200年以上も唄い継がれることになるとは、大国が滅亡することへの比喩などの意味があるのだろうか? 一説によると 「ハンプティ・ダンプティ清教徒革命時の強力な大砲で……コルチェスターを防衛するために、セント・メアリーズ・アト・ザ・ウォール教会の頂部に設置された。コルチェスターは……国王派の手に落ち、11週間に渡って占拠され……教会塔は敵軍に破壊され、吹き飛ばされた頂部から“ハンプティ”は地面に転がり落ちた。」とある。大砲なのか? なぜ大砲が卵になったのだろうか?
初めて人形を作ってみた。木目込み風のハンプティ・ダンプティだが、立体物はむずかしい…○×△◇。


今日で放射線治療が25日目。残りあと3回だ。そんな事を忘れるためにもハンプティに集中。


2体目ハンプティは細部の加工も出来るように倍の大きさの発泡スチロールで作ることにした。布は100均のネクタイやランチョンマットを購入。イギリス繋がりでいくとビートルズフランケンシュタイン風なのだろうが、マイケルジャクソンやスーパーマン風もいいかな? ハンプティ・ダンプティがなぜ塀から転げ落ちたのかだって? ムーンヲークをやっていたらしいよ。