ねじ釘の頭を模したものとして知られる柳瀬正夢(1900-1945年、本名:正六)の日の丸に斜めの白い閃光が走るサインは名前との関連性がないので、いきなり解読しろといわれても難しい。


柳瀬正夢:画、「戦旗」(戦旗社、昭和5年



もう一つ、正夢がよく使う「いろは」マークと呼ばれるサインは「夢」をもじったもの。

柳瀬正夢:画、『黒い仮面』(金星社大正13年


「夢」を図案化したもう一つのサイン。

柳瀬正夢:画、『審くもの審かれるもの』(自然社、大正13年



そのほか柳瀬は夏川八朗の雅号も使っており「HN」サインもある。

柳瀬正夢:画、『ガンバレニッポン』(「東京パック」昭和9年



何れもサインとにらめっこをしているだけでは解読は出来ない、考え落ちのようなサインだ。