このヒットは続々とつづく夢二本を生むきっかけになっただけではなく、夢二を師と仰ぐ恩地孝四郎、田中恭吉達の『月映(つくはえ)』の公刊をも引き出すことになる。
竹久夢二『春の巻』(明治42年12月15日、洛陽堂)、左は夢二のサインをあしらった表紙、右はジャケット(カバー)
竹久夢二『花の巻』(明治43年5月20日、洛陽堂)、こちらもヒットして、初版は1000部。架蔵書は明治43年6月15日刊、累計4000部とある。わずか1ヵ月で4000部に達している。
画・文、竹久夢二『童謡集 凧』(研究社、大正15年)
画・文、竹久夢二『童謡集 凧』(研究社、大正15年)
画・文、竹久夢二『童謡集 凧』(研究社、大正15年)