前回あれだけ掲載したのに、鞍馬天狗の絵はまだまだある。今回もバラエティにとんでいて、眺めているだけでも十分に楽しい。所有するともっと楽しい。



装画:玉井徳太郎、大佛次郎鞍馬天狗』(河出書房、昭和29年)函。



挿絵:佐多芳郎、大佛次郎鞍馬天狗』(河出書房、昭和29年)



装画:山下秀男、いいだもも『帰ってきた鞍馬天狗』(現代書林、1979年)
山下秀男さんは、現在は九州の某大学の教授になってしまいましたが、この絵を描いた頃は、エアブラシを使って、シュー、シューやりながら、森村誠一の文庫本などの仕事をやっていた売れっ子イラストレーターでした.

挿絵:山下秀男、いいだもも『帰ってきた鞍馬天狗』(現代書林、1979年)
私は隣の机でその作業ぶりを眺めていた。こんな、コラージュのすてきな仕事をしていたのは記憶がない。本文中にもたくさんの挿絵が挿入されているが、いずれもかなり面白い作品がたくさん詰め込んであり、挿絵だけでも見ごたえのある本になっている。



装画:佐多芳郎、大佛次郎鞍馬天狗 天狗廻状』(徳間文庫、1989年)



装画:ペーター・佐藤、大佛次郎鞍馬天狗 天狗廻状』(朝日新聞社、昭和56年)