こんなにあった、読めない落款

3年ほど前に「紙魚の手帳」に毎号10ページほど6回連載していた「挿絵家たちの署名」で、解読できない落款集というのををやった。今、その時の冊子をめくってみてもやはりわからないものはわからない。



いや、案外わかるのが増えているかも。結構進歩しているようだぞ。たとえば、長原止水水島爾保布、谷脇素文、馬場射地、鰭崎英朋などなど。


次回に上記の一部回答も含めて、落款を一挙60点くらい掲載します。これさえあれば、近代挿絵家篇・落款解読検定は2級獲得できるはず。ちなみに近代挿絵家篇・落款解読検定試験とは

3級=30点解読できる
2級=60点解読できる
1級=120点解読できる
初段=240点解読できる
2段=360点解読できる
3段=480点解読できる
師範=600点以上解読できる(免許皆伝)

が基準(落款解読検定委員会認定)です。


7階級特進の制度もあります。今回掲載した42点のうち20点以上を解読できたら、免許皆伝です。家元の私が解読できないのだから、それは当然だよね。