久しぶりに池田満寿夫装丁本

先日古書市で購入しようと思ったが、ちょっと待てよ、うちにもこの本あったような気がするな、とおもって購入をやめたのが写真の本だ。100円コーナーなので購入してしまおうと思ったが、同じ本が2冊になると、場所をとるので1冊はごみ箱行きになってしまうため躊躇した。



吉行淳之介『菓子祭』(潮出版社、昭和54年)装・挿画:池田満寿夫、装丁:中島かほる



ブログで、池田満寿夫の話を書いているときは、見つからず、今ごろになって、玄関脇の書林(本を積み重ねてできた林)のなかから出てきた。書林は、私の背よりも高いものもある。天井まで届く柱のようなものもある。こんな中から1冊の本を探し出すのは大変だ。最近は、1本の木は一人の装丁家の本を積み重ねるようにすることに気がつき、老化とは逆行して少しは学習しているような気がする。


写真下は『菓子祭』別丁扉だが、これもかなりいいせんいっている(ちょっと昔の言い回しかな)。