安野光雅殿共通点が……?

  
かつて、『装丁探索』を書いていた頃に、安野光雅さんの絵本を沢山集めた事があった。安野さんは、不思議な絵を描き始めた頃からのファンだったので、安野さんの本は100冊を越えるコレクションがある。安野さんには、迷惑な話しかもしれないが、ふと、おおば比呂司の絵本と安野光雅の絵本には何か共通点があるように思えたのだ。
 
もちろん、共に旅の絵本を書いているという共通点を持っているのだが、それだけではなく、まるで、徒弟関係があったのではないだろうか? などと勘ぐってみたくなるような共通点があるような気がした。そんな思いが、古書市での衝動買いをさせたのだろう。(注:安野さんだけ「さん」付けしているのは現役の作家だからです。)