ステンレスのケース

 
『MASTY SANTA]』(FORTYWINKS STUDIO、1986年)はステンレスのケースに入った本である。写真の右半分がその金属製の函だ。かつて、「書籍と金属は似あわない」といった書誌学者がいたが、書物も年々技術革新の波に洗われ金属の函くらいでは驚かなくなってしまったのだろうか。これも最近のゲテ本として記憶されてもいいだろう。
 
私は今、石の本を作ろうとしている。篆刻用の10cm角の石を購入して来て、さいころの目の代わりに絵と話を彫り込むのだ。一冊?しか出来ないが、ほぼ同じ本を沢山作る秘策もある。完成の暁には、まずブログでお知らせします。