パクリはダメ、パロリはOK!

連日オリンピックロゴのパクリのニュースで賑わっていますが、かつて私もタイトルをパロ(パロディ)った雑誌、気が向いた時に発行する気刊「中年ジャンプ」(1992年創刊、写真上)を自費で1,000部刊行していました。




「少年ジャンプ」編集長宛てに献本したら、「訴えてやる!」というジョーク交じりの太っ腹な返事が返ってきました。この雑誌は「大人の時間」などにも紹介され話題になり、打ち上げに100人も集まったこともありました。


 私はこの「中年ジャンプ」編集、発行で遊んだ経験がきっかけとなり、『装丁探索』(平凡社、2003年、写真下中)を執筆、ゲスナー賞受賞、造本装丁コンクール受賞、ほかにも多くの賞をいただくことが出来ました(ちょっと自慢!)。



 商売でパクるのはいかがなものかと思いますが、商売に結びつけず、趣味でパクるのは能力を伸ばすための栄養剤だと思います。コミケでは著作権の侵害を問わないことが暗黙の了解となっていると聞く。
 パクリで儲けて何億円ものパクリ御殿に住んでいるなんてのは言語道断! 塀の中で少し頭を冷やしてきて欲しい。