3年間休刊の「粋美挿画」3号がやっと完成間近に

3年間も休刊になってしまっていた「粋美挿画』3号(A4、40頁)が、やっと完成間近に。1月末発売を目標に只今鋭意制作中。
 目次から、
「特集1 挿絵画家・石井鶴三」10P
「特集2 挿絵画家・堂昌一」10p
「作家・逢坂剛が見た挿絵」8p
長岡秀星が見たアメリカとは」7p
「素晴らしきJPALの先輩たち…名取春仙、鴨下晁湖、伊藤晴雨」2p
と、読みごたえたっぷりですので、乞う期待!
 今回、私は特集1、2と素晴らしき…を執筆、作家・逢坂剛…をインタビューした。

表紙は堂昌一:画「帰って来た紋次郎?」or「潮来の伊太郎?」不明(後でわかりました。子母澤寛国定忠次』(広済堂、昭和47年)でした)。同じ股旅物でも「日暮妖之介」は深編み笠だから違うし……。堂昌一は股旅物を沢山描いており、「天保水滸伝などのレコードジャケットも手がけている。幼くして親を亡くした堂は、股旅物の主人公たちの生い立ちに共感するものがあったのではないだろうか。堂の描く挿絵の中では股旅物は特に良いようにおもえる。

堂昌一:画分「玉川勝太郎天保水滸伝」部分、King、1968年